――仲介会社が伝える、将来も安心して暮らせる住まい探しのヒント
はじめに
盛岡市は冬の積雪や寒さが生活に直結する地域です。将来を見据えて「バリアフリー住宅に住みたい」と考える方や、家族の介護を意識して住まい探しをする方は増えています。
ただし、不動産仲介会社の立場から見ると「バリアフリー住宅=工事や設計」だけでなく、物件選びの段階からバリアフリー対応を意識することが大切です。この記事では、盛岡市でバリアフリー住宅を検討する際に知っておきたい注意点を、仲介会社ならではの視点からご紹介します。
1. バリアフリー住宅の基本と盛岡の特徴
バリアフリーとは?
段差解消や手すり設置など、高齢者や障がい者に配慮した住まいを指します。将来的に誰にとっても暮らしやすい設計を考える「ユニバーサルデザイン」と重なる部分もあります。
盛岡市特有の条件
- 積雪と凍結:玄関やスロープが滑りやすくなる。
- 寒さとヒートショック:浴室・脱衣室の温度差が大きい。
- 車社会と移動:将来は公共交通へのアクセスも重要。
➡ 盛岡で物件を探す際は、地域環境+バリアフリーの両方に注意する必要があります。
2. 仲介会社としてお伝えできる注意点
将来リフォームしやすい間取りを選ぶ
- 廊下や扉幅に余裕がある物件は、将来的に車椅子対応へ改修しやすい。
- 水回りが集中している間取りは、改修費を抑えられる傾向。
構造と築年数に注目
- 新耐震基準(1981年以降)の物件は、バリアフリー改修にも安心感がある。
- 古い木造住宅は段差や狭い廊下が多いため、購入前に改修の可能性を確認することが大切。
冬を意識したチェック
- 玄関アプローチや駐車場に雪置きスペースがあるか。
- 浴室・脱衣所の断熱性が低い場合、改修費がかさむ可能性。
3. 盛岡市内での施工事例と費用感
実際に盛岡市で行われた住宅改修・新築事例を紹介します。施工自体は工務店やリフォーム会社が担当しますが、不動産仲介会社としては「この物件なら将来こういった改修がしやすい」といったアドバイスが可能です。
事例①:加賀野地区の戸建てリフォーム
- 工事内容:玄関スロープ、浴室低床化。
- 効果:外出しやすくなり活動的に。
- 費用感:50万〜100万円(補助利用で自己負担軽減可)。
事例②:月が丘エリアの二世帯新築
- 工事内容:1階フルフラット、浴室床暖房。
- 効果:親世帯も安心して暮らせる。
- 費用感:新築時の追加で全体工費の5〜10%程度。
事例③:本宮エリアのマンション改修
- 工事内容:段差解消フローリング、照明を人感センサー式に。
- 効果:車椅子での生活がスムーズに。
- 費用感:20万〜50万円。
事例④:青山地区の平屋新築
- 工事内容:全室バリアフリー、玄関ロードヒーティング。
- 効果:積雪時も安心して外出できる。
- 費用感:融雪設備で数十万円規模の追加。
事例⑤:仙北町エリアの中古住宅改修
- 工事内容:床全面改修、手すり設置、キッチン高さ調整。
- 効果:在宅介護が楽に。
- 費用感:30万〜80万円程度。
4. 補助金や助成金について
盛岡市や国の制度には、バリアフリー改修で利用できる補助があります。
- 介護保険住宅改修費:要介護認定を受けている方 → 上限20万円。
- 税制優遇:固定資産税減額や所得税控除が対象になる場合あり。
- 盛岡市独自の制度:省エネ改修と併用できる制度あり。
⚠️ ただし、詳細な条件や申請は行政・専門機関が窓口です。
不動産仲介会社としては、制度の存在をご紹介するまでにとどまります。
5. 注意点とまとめ
- 現在の生活だけでなく、将来の介助・車椅子利用も考慮する。
- 雪国特有の課題(凍結スロープ・浴室の寒暖差)を忘れない。
- 部分的ではなく、生活動線全体のバランスを意識。
仲介会社としてできることは、
- バリアフリーに向いている物件のご紹介
- 改修しやすい間取りや構造のアドバイス
- 補助制度の概要をご案内し、専門窓口への橋渡し
これらを踏まえて物件を選ぶことで、安心して長く暮らせる住まいを見つけることができます。
📞 盛岡市で「将来を見据えた住まい探し」はイエスタ盛岡店へ
私たちは不動産仲介会社として、お客様に合った物件選びをサポートします。施工や設計は専門業者が担いますが、将来的にバリアフリー対応しやすい物件の選び方は仲介の段階からアドバイス可能です。
- 電話:019-681-1717
- メール:info@iesta.co.jp
- 所在地:盛岡市加賀野2丁目3番43号(加賀野交番並び)
- 公式サイト:https://www.iesta.jp/
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