「家が高くなった」と感じている人は多いはずです。建設費の高騰に加え、住宅ローンの金利もじわじわ上がり始めています。以前なら「低金利が当たり前」で購入できたマイホームも、今後は同じ条件で組めなくなる可能性があります。では、この状況で焦って購入するべきなのか、あるいは様子を見るべきなのか。さらに言えば、せっかく買うなら「価値が落ちない家」を選びたい──そう考えるのは自然なことです。
この記事では、建設費と金利が上がる今の住宅市場をわかりやすく整理し、「これからの家選びで絶対に押さえておくべきポイント」を盛岡・地方都市の視点も交えて解説します。
建設費はどれくらい上がっている?過去10年で10〜20%上昇
国土交通省の調査によると、住宅建設に使われる資材(木材・鉄骨・断熱材・サッシなど)は2019年ごろから大幅に上昇。さらに物流費・人件費の高騰も重なり、家一軒あたりの建築費は10年前と比べて1割から2割ほど上がっていると言われています。
特に盛岡のような寒冷地では、断熱材や窓の性能も重視されるため、性能を落とさずコストを抑えるのが難しい状況になっています。
住宅ローン金利もじわじわ上昇。1%の違いが総支払額を数百万円変える
固定金利タイプの住宅ローンはすでに0.5〜1.0%ほど上昇しています。仮に3000万円を35年ローンで借りた場合、金利1%の差は総返済額に約600万円以上の違いを生み出します。
| 金利 | 毎月返済額 | 総返済額(35年) |
|---|---|---|
| 1.0% | 約8.5万円 | 約3570万円 |
| 2.0% | 約9.9万円 | 約4150万円 |
「たった1%」と侮れないことがよく分かります。
この状況で家を買うなら「値段」ではなく「価値」で選ぶ
建設費も金利も上がっている今、「とにかく安く買えれば良い」という時代ではありません。
むしろ重要なのは、
将来売る・貸す・住み続ける価値がある家なのか?
を見極めることです。
家の価値を落とさないための3つのポイント
①「立地」よりも「生活圏」で選ぶ
地方では「駅徒歩〇分」だけでは価値を判断できません。盛岡の場合なら、
- 盛岡駅や盛岡南エリア(商業施設・病院・学校が揃う)
- 新興住宅地として人気のある向中野・本宮エリア
- バスが多く通る幹線道路沿い
こうした 将来も人が住みたいと思う場所=生活圏が維持される場所 を選ぶことが重要です。
②「広さ」より「性能」
建設費が上がると、広さを削ってコストを抑えようとする人がいます。しかし、性能(断熱・気密・設備)を落としてまで広さを追うと、住んでからの光熱費や快適性に大きな差が出ます。
→ 「狭くても高性能」な家の方が、将来の資産価値も高くなる傾向があります。
③「新築」「中古」「リフォーム」の三択で考える
今の時代、新築だけが正解ではありません。
| 選択肢 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|
| 新築(高性能) | 補助金が使える/光熱費が安い | 長く住む予定/性能重視 |
| 中古 × リフォーム | コストを抑えて性能アップ可能 | 立地優先/柔軟に考えたい |
| 建売 | すぐ住める/価格が明確 | 迷いたくない/早く決めたい |
盛岡のような寒冷地こそ「性能×立地のバランス」が命
たとえば「冬に暖房を止めたら一気に寒くなる家」や「車なしでは生活が完結しない家」は、光熱費・生活コスト・将来の資産価値すべてに影響します。
逆に、
- 光熱費が抑えられる断熱性能の高い家
- 生活圏が維持される立地(商業・医療・教育が揃う場所)
この2つを押さえておけば、建設費や金利が上がっても**「価値が落ちない家」**になります。
まとめ:高騰や金利上昇は「損をする人」と「賢く選べる人」を分ける時代
建設費が上がった今だからこそ、
金利が動き始めた今だからこそ、
「なんとなく」ではなく「価値を見極めて選ぶ力」が求められています。
住まい選びの方向性を整理したい方はお気軽にご相談ください
- 「新築と中古、どちらが合っているのか知りたい」
- 「立地と性能、どちらを優先すべきか整理したい」
- 「売却か住み替えか、選択肢を俯瞰して考えたい」
そんな段階のご相談でも大歓迎です。住宅メーカーではありませんので、特定の建物を売り込むことはありません。
中立的な立場でお話しできます。
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