「住宅はどれだけ安く建てられるか」「間取りやデザインが好みか」
これまで家選びで重視されてきたのは、そんなポイントでした。
しかしこれからは――
「断熱性能」や「省エネ性能」が住宅の必須条件になる時代 に入ります。
その背景にあるのが、国が進めている 「省エネ住宅の基準義務化」 です。
省エネ基準が「努力義務」から「実質的な必須条件」へ
2025年以降、原則として新築住宅は 「省エネ基準(断熱性能・設備効率など)に適合していなければ建てられない」 方向へ進んでいます。
これまでは “推奨” だった基準が、実質的に義務化されるというわけです。
なぜここまで「省エネ住宅」が重視されるのか?
大きく分けて3つの理由があります。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 光熱費の高騰 | 電気代・ガス代が上昇し、エネルギー効率の悪い家は維持が大変。 |
| 健康面への影響 | 低断熱住宅では「ヒートショック」などのリスクが高くなる。 |
| 脱炭素社会への国の方針 | CO₂排出削減の一環として住宅性能の底上げが必要とされている。 |
義務化の対象になるのはどんな家?
- 注文住宅(ハウスメーカー・工務店)
- 建売住宅(分譲住宅)
- 賃貸住宅(アパート・マンション)
など、新築のほぼすべてが対象になります。
一方で、
- 中古住宅
- リフォーム
などは義務ではありませんが、今後は 「省エネ性能が高い方が売れやすく・貸しやすくなる」 傾向が強まると言われています。
これから家を建てる・買う人が見るべきポイント
今後は 「価格」だけでは比較できません。
✅ 断熱等級(等級4・5・6・7など)
→ 等級4が従来の“標準”でしたが、これからは 等級5以上 が望ましいと言われています。
✅ 性能表示(UA値など)
→ 詳しい数値が分からなくても「どのレベルか」聞いてみる意識が大事。
✅ 「ZEH(ゼッチ)仕様ですか?」と聞いてみる
→ 「年間のエネルギー消費が実質ゼロになる家」という国のお墨付き基準です。
まとめ:安さ優先で選んだ家が“割高”になる時代に
省エネ基準が義務化されるこれからの住宅市場では、
「建築費が安い家」より「光熱費を抑えて長く快適に住める家」 が評価されていきます。
今後は、
「建てるときの価格」よりも「住み始めてからのランニングコスト」
まで含めて住宅を選ぶ視点が大切になります。
住宅に関するご相談はお気軽にどうぞ
- 「省エネ性能って、どこまで気にしたらいいの?」
- 「新築や建売を見るとき、何をチェックすればいい?」
- 「今の家をリフォームして性能を上げた方がいいのか迷っている」
そんな段階のご相談でも大歓迎です。
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