「ZEH(ゼッチ)住宅」という言葉を見かける機会が増えました。
住宅メーカーのチラシ、SNS広告、補助金の案内などでもよく目にしますが、
「結局ZEHって何がすごいの?」
「普通の省エネ住宅とどう違うの?」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
特に盛岡市のような寒さの厳しい地域では、「暖房の効きやすさ」や「光熱費の差」が暮らしの快適さに直結します。
つまりZEHはただの流行り言葉ではなく、寒冷地でこそ真価を発揮する住宅性能といえます。
本記事では、できるだけ難しい専門用語を使わずに 「ZEHの本当の価値」 をわかりやすく解説します。
ZEHとは?簡単に言えば「エネルギーを自分でまかなえる家」
ZEHとは、
使うエネルギー(暖房・冷房・給湯・照明など)を減らし、
太陽光発電などでエネルギーをつくることで、年間の消費量を実質ゼロに近づけた住宅
のことを指します。
つまり 「省エネ(使う量を減らす)」+「創エネ(作る)」=ゼロエネルギー住宅 という考え方です。
盛岡のような寒冷地でZEHが特に向いている理由
盛岡の冬といえば…
- 朝起きると室内が10℃以下
- ストーブを1日中つけっぱなし
- 光熱費の請求書を見るのが怖い
というご家庭も多いのではないでしょうか。
ZEH住宅の本当のメリットは、こうした**「冬の不快さ」と「光熱費のストレス」から解放されること」**にあります。
以下のような効果が期待できます。
| 項目 | 一般的な住宅 | ZEHレベルの住宅 |
|---|---|---|
| 室内の温度 | 部屋によって寒暖差が大きい | 家中が一定の温度に近い |
| 結露 | 窓や壁に発生しやすい | 高断熱窓により発生しにくい |
| 暖房費 | 月2〜3万円かかる家庭も | 半分以下になるケースも |
| 健康面 | ヒートショックのリスク | 冬でも安心して過ごせる |
「高断熱住宅」と「ZEH住宅」の違いはどこにある?
高断熱住宅=暖かい家、といった認識は広がっていますが、
ZEHは「断熱性能が高いだけの家」ではありません。
| 特徴 | 高断熱住宅 | ZEH住宅 |
|---|---|---|
| 断熱性能 | 高い | 高い |
| 省エネ設備 | 必須ではない | 必須(高効率エアコン・LED照明など) |
| 太陽光発電 | 任意 | 基本的に搭載 |
| エネルギー収支 | 削減どまり | 実質ゼロを目指す |
つまりZEHは 「断熱性能+設備効率+再エネ発電まで含めた総合性能」 を持つ住宅と言えます。
盛岡でZEHを検討する際の注意ポイント
- 雪国では「太陽光発電の載せ方」に工夫が必要
→ 除雪しやすさや傾斜角度を考慮する必要があります。 - 屋根形状や方位で発電効率が大きく変わる
→ 「南向きじゃないとダメ」というわけではありませんが、配置計画は重要です。 - 蓄電池をセットにするかどうかも検討ポイント
→ 停電対策にもなり、夜間の電気も自家消費できるようになります。
ZEHは新築だけの話ではない
「自分は新築を建てる予定はないから関係ない」と思われがちですが、
- 中古住宅でも断熱改修や設備交換で「ZEHに近づける」ことは可能
- 光熱費が安く済む家は将来的に「売れやすく」「貸しやすい」
という点で、**不動産の資産価値にも関わってくる時代になっています。
まとめ:これからの家選びは「性能」も比較して選ぶ時代に
これまでは「間取り・場所・価格」で家を選ぶことが多かったかもしれません。
しかしこれからは、
「どれだけ暖かく、どれだけ光熱費が抑えられる家なのか」
という “性能”の視点も欠かせない要素になります。
住まい選びや土地選びに迷ったら、まずはお気軽にご相談ください
ZEH住宅の仕様決めや設計は住宅メーカーや工務店の領域になりますが、
「ZEHに向いている土地かどうか」
「建てるべきか、中古を買って断熱改修すべきか」
「そもそも自分にとって高性能住宅は本当に必要なのか」
といった “住まいの方向性を整理する段階”であれば、当店でもお手伝いできます。
建てる・買う・リフォームする。
その入口で迷っている方の相談役として、どうぞご活用ください。
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