「地方の地価は下がる一方」──そう思っていませんか?
確かに、人口減少が進む地域では地価は下がる傾向にあります。しかし一方で、最新の公的データを見ると 「地方でも場所によっては地価が上がり続けている」 という意外な実態が見えてきます。
岩手県の地価調査に見る“二極化”
岩手県全体の住宅地平均変動率は −0.2%(令和7年発表) と、わずかに下落に転じました。
しかし、県庁所在地である 盛岡市だけに絞ると、住宅地は+2.6%の上昇。なんと 10年連続での上昇です。
同じ県内でありながら、
- 中心都市 → 地価が上がり続けている
- 郊外や生活圏から外れた地域 → 緩やかな下落
という 「上がる場所」と「下がる場所」 がはっきり分かれているのです。
盛岡市で上昇している住宅地の特徴
具体的な地名を出さず特徴で示すと、こんなエリアが上昇傾向にあります。
- 商業施設や病院、学校などが徒歩圏に揃う生活利便性の高いエリア
- 新興住宅地として開発が進んでいる場所(幹線道路沿い・ショッピングエリア付近など)
- 車移動が前提でも「職場や主要施設までのアクセスが良い」立地
反対に、地価が横ばい〜下落傾向にあるのは、
- 山側や生活圏から外れた“車がないと暮らしづらい”場所
- 高齢世帯が多く、新たに入居希望者が少ない地域
- 近くにスーパーや医療施設がなく、日常生活が不便な地区
といったエリアです。
「地方だから下がる」ではなく、「場所によって明暗が分かれる」時代に
かつては「地方不動産=資産価値が落ちる」というイメージが強かったかもしれません。
しかし現在は、
「地方全体の平均」ではなく、「どこのエリアか」で価値が大きく変わる
という構図が一般的になっています。
これから家を「買う・売る・相続する」人が意識すべきこと
- 購入を検討しているなら → 「自分が住みやすいか」だけでなく「将来も価値が残りやすい場所か」も見る
- 売却を検討しているなら → 「上昇エリアなら条件が良くなる可能性も」
- 相続した家をどうするか迷っている人は → 「そのエリアの需要傾向によって“貸すor売る”の判断が変わる」
まとめ:岩手県の事例は、全国の地方都市にも当てはまる
盛岡市のように「県全体では下落・中心のみ上昇」という動きは、
他の地方都市(仙台・長野・松本・金沢など)でも同様に起きています。
地方不動産の価値は“県”や“市”ではなく、“エリア”で見る時代。
「うちの不動産は上がってる方なの?下がってる方?」
そう感じた方は、一度データと照らし合わせてみることをおすすめします。
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- 「自分のエリアは上がる方なのか下がる方なのか知りたい」
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