はじめに
マイホーム購入を考えるとき、多くの人が気にするのが「住宅ローン金利」です。わずか0.1%の違いでも、35年返済では数十万円単位の差になるため、金利動向は家計に大きな影響を与えます。
2025年現在、日本では長らく続いた超低金利政策に変化の兆しが見えています。新聞やニュースでも「住宅ローン金利は上がるのか?」という話題が取り上げられ、家を買うかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、住宅ローン金利の基本から今後の動向、そして「今が買い時かどうか」を考えるポイントを整理していきます。
住宅ローン金利の仕組みをおさらい
住宅ローンの金利は、大きく分けて「固定金利」と「変動金利」があります。
固定金利
返済中ずっと同じ金利が続くタイプ。金利が上昇しても返済額は変わりませんが、契約時点での金利はやや高めに設定されています。代表的なのは「フラット35」です。
変動金利
半年ごとに見直されるタイプ。契約時点では固定よりも低いことが多く、借入当初の返済額を抑えられます。ただし将来金利が上がると、返済額が増えるリスクもあります。
固定期間選択型
「10年固定」など一定期間だけ金利を固定し、その後は変動に切り替わるタイプ。安定と低金利の両立を狙う人に選ばれています。
最近の金利動向と今後の見通し
ここ数十年、日本は歴史的な低金利が続いてきました。しかし2024年には日銀の金融政策に転換の兆しが見られ、長期金利の上昇傾向が報じられています。
- 固定金利型(フラット35など) は、長期金利に連動するためじわじわと上昇傾向
- 変動金利型 は、短期金利に影響されるため今のところ低水準を維持
ただし、将来的にインフレや経済環境の変化が続けば、変動金利も引き上げられる可能性があります。「今後は金利が上がる方向に進むだろう」という見方が一般的になっています。
金利上昇が家計に与える影響
たとえば3,000万円を35年ローンで借りた場合を比較してみましょう。
- 金利1.0%:毎月の返済額 約8.5万円、総返済額 約3,540万円
- 金利1.5%:毎月の返済額 約9.0万円、総返済額 約3,780万円
- 金利2.0%:毎月の返済額 約9.6万円、総返済額 約4,040万円
たった1%の差でも、総返済額では500万円近い差が出ます。つまり「低金利で借りられるかどうか」がマイホーム購入の大きな分岐点になるのです。
それでも住宅購入を前向きに考えられる理由
金利が上昇する可能性があると聞くと不安になりますが、購入者にとってプラスとなる要素もあります。
1. 住宅ローン減税などの国の支援策
一定の条件を満たす住宅では、住宅ローン控除を受けられます。年末時点のローン残高に応じて所得税や住民税が控除されるため、実質的な返済負担が軽減されます。省エネ住宅や認定住宅は優遇が手厚く、これから購入する人には追い風です。
2. 歴史的に見ても低水準
現在の金利は、バブル期や90年代の4〜5%と比べれば依然として低い水準です。多少の上昇があっても、過去に比べれば返済はしやすい環境だと言えます。
3. 家賃と比較したときのメリット
盛岡の中心部でも月8〜9万円の家賃は珍しくありません。同程度の支払いであれば、ローンは「自分の資産になる家」に変わるため、長期的には家計の安定につながります。
4. 盛岡の住宅価格の安定
首都圏のように不動産価格が急騰しているわけではなく、盛岡は比較的安定した水準で推移しています。「金利が低いうちに」「価格が極端に高騰する前に」という両面から考えても、前向きに検討できる環境です。
今は家の買い時なのか?
結論として、「金利がまだ低水準である今」は、前向きに検討する価値のあるタイミングです。もちろん「すぐ買うべき」と一概に言えるわけではありませんが、金利上昇を見越すなら行動の選択肢を持っておくことが重要です。
買い時を考える3つの視点
- ライフプラン
結婚や出産、子どもの進学などライフイベントと重なるタイミングがベストです。 - 物件価格の動向
金利と価格の両方を見て総合的に判断することが大切です。 - 家計の安定性
無理のない返済計画を立てれば、購入後の生活も安心です。
盛岡で考える「家の買い時」
盛岡の住宅市場は、建築費や資材高騰の影響で新築価格は上昇傾向にありますが、首都圏ほど急激ではありません。一方で、中古住宅やリフォーム物件は選択肢が豊富で、予算に合わせた柔軟な購入が可能です。
また、盛岡の冬の寒さを考慮すると、断熱性能や暖房効率を備えた住宅は将来的な光熱費削減にもつながります。ローン金利だけでなく、維持費まで含めて考えれば「長期的なお得さ」を実感できるでしょう。
まとめ
住宅ローン金利は、今後じわじわと上昇していく可能性が高いと見られています。
ただし、金利だけに目を向けるのではなく、ライフプランや支援制度、地域の住宅事情を踏まえて考えれば、今は十分に「前向きに検討できる時期」でもあります。
- 住宅ローン減税などの制度が利用できる
- 歴史的に見れば依然として低金利
- 家賃と比較しても「資産になる支払い」になる
- 盛岡は価格が安定しており検討しやすい市場
これらを踏まえれば、不安に感じるよりも「行動の一歩」を考える価値があると言えるでしょう。
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