不動産を売ったらいくら残る?売却後にかかる税金・費用の事例集

不動産売却

「この家、いくらで売れるんだろう?」
不動産査定を受けたとき、多くの人がまず気にするのは “売却価格” です。

しかし、実際に重要なのは――

「最終的に自分の手元にいくら残るのか」

という“手取り額”です。

不動産の売却には、仲介手数料や登記費用、場合によっては税金もかかります。
さらにローンが残っている場合や相続物件の場合など、状況によって差し引かれる金額は大きく変わります。

そこで今回は、「査定額」「売却額」「手元に残った額」 を数字で比較できるように、5つのケースを事例集としてご紹介します。


不動産売却でかかる主な費用

まずはどんな費用が差し引かれるのかを整理しておきましょう。

項目内容目安
仲介手数料不動産会社に支払う成功報酬売却価格×3%+6万円(上限)+消費税
登記関連費用抵当権抹消などの手続き数万円程度
譲渡所得税売却益が出た場合のみ発生利益の約20%(控除や特例あり)
測量・解体・片付け費用必要に応じて発生数十万〜数百万円

ここからは実際の事例を見ていきましょう。


【事例1】ローン残債なし|査定2,000万円 → 売却1,950万円 → 手取り約1,850万円

  • 査定額:2,000万円
  • 売却額:1,950万円
  • 仲介手数料:約715,000円
  • その他費用:登記費用など約50,000円
    → 最終手取り:約1,850万円

✅ ローンが残っていない場合、費用の中心は仲介手数料のみ。
→ 比較的分かりやすく、査定額に近い金額が残りやすいパターンです。


【事例2】住宅ローン残あり|査定2,300万円 → 売却2,250万円 → 手元に残ったのは約1,950万円

  • 査定額:2,300万円
  • 売却額:2,250万円
  • ローン残債:250万円
  • 仲介手数料:約781,500円
  • その他費用:登記など約50,000円
    → 手取り:約1,950万円

✅ ローンが残っている場合は、売却代金から残債を先に返済。
→ 「ローン完済後にどれだけ残るか」で判断するのがポイントです。


【事例3】相続物件|3,000万円 → 相続特例で税金ゼロ

  • 売却額:3,000万円
  • 相続空き家の3,000万円控除を活用
  • 譲渡所得税:0円
    → 手取り:約2,850〜2,900万円(仲介手数料などを除いた額)

✅ 相続物件の場合、「特例を使えるか」で手取り額が大きく変わります。
→ 何もしなければ税金が発生するケースでも、“使える制度”を知っていれば数百万円変わることも。


【事例4】投資物件の売却|控除が使えず「税金がかかった」ケース

  • 売却額:2,800万円
  • 取得費などを差し引いて利益が出たため
  • 譲渡所得税:約300万円発生
    → 手取り:約2,300万円前後

✅ 自宅と違い「投資用物件」は控除が使えないものも多く、税負担が重くなることがあります。
→ 特にアパートや中古マンションの売却は要注意。


【事例5】想定外の費用で手取りが減ったケース

  • 家具・家電の処分:約20万円
  • 残置物撤去:約15万円
  • 測量費:約40万円
  • 解体費:約150万円(古家付き土地として売却したケース)

✅ 「売るだけ」だと思っていたら、思わぬ出費で手取りが大きく減るケースも。
→ 古い家や片付けが必要な物件は、事前にしっかり試算しておくことが大切です。


まとめ:いくらで売れるかより「いくら残るか」で判断しよう

  • 査定額や売却額だけでは、実際の“利益”は分からない
  • 費用や税金、ローン残債などを差し引いた 「最終的な手取り額」で判断するのが正解
  • 相続や住み替えなど、状況によって税金や控除も大きく変わる

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