冬に結露しない家は何が違う?家選びの隠れポイント

不動産購入

冬の朝、カーテンを開けると窓がびっしょり…。サッシには水たまり、パッキンは黒カビ。拭いても拭いても翌朝には復活。そんな「結露との戦い」は盛岡のような寒冷地ではもはや“冬の風物詩”と言ってもいいかもしれません。

しかし一方で、**「同じ地域にあるのに、まったく結露が出ない家」**も存在します。

✅ 結露する家としない家、その差はいったい何なのか?
✅ 買う前に見極める方法はあるのか?

この記事では、住宅性能のカタログでは語られにくい “結露しない家の隠れポイント” を、技術的すぎない視点でわかりやすくまとめます。


なぜ結露するのか?原因はたった2つ

結露は「水蒸気が冷たい場所に触れて水になる」だけのシンプルな現象です。


✅ 結露の方程式

室内の湿度(加湿・料理・洗濯物など) × 冷たい部位(主に窓・サッシ・壁)

つまり、“冷たい部分をなくす” or “湿度を溜めない” のどちらかができれば、結露は劇的に減ります。


結露しやすい家 vs しにくい家の違い

チェックポイント結露しやすい家結露しにくい家
窓の仕様アルミサッシ+単板ガラス樹脂サッシ+ペア/トリプルガラス
断熱材隙間だらけ/薄い高性能+しっかり施工
換気24時間換気が弱い/止めている常に空気が循環
暖房部屋ごとで温度差が大きい家全体が一定に温かい

「高断熱=結露しない」わけではない

最近は「高気密・高断熱」という言葉が普及していますが、性能だけ良くても結露する家はあります。

  • 断熱は高いのに 換気不足で湿気がこもる家
  • 壁は暖かいのに 窓だけ極端に冷たい家
  • 全館暖房だけど 脱衣所や寝室だけ寒い家

👉 結露を防ぐには “住宅性能”+“空気の流れ”+“温度ムラの少なさ” がそろっていることが大切です。


内見や見学でできる!結露リスクの見極めポイント

窓のサッシが「アルミ」か「樹脂」か触って確かめる
→ 冷たければ冷える構造

押入れやクローゼットの壁にカビ跡がないか見る

24時間換気のスイッチが入っているかチェック

洗面所やトイレの床が冷たすぎないか素足で感じる


中古や今の家でも出来る結露対策リフォーム

  • 内窓(二重サッシ)を後付けする
  • 換気量を増やす(換気扇のアップグレード)
  • 寝室・洗濯物干し部屋の湿気コントロール

完全ゼロにするのは難しいですが、リフォームで“結露の出る家”を“出づらい家”に変えることは十分可能です。


結露しない家は「健康的」で「家も長持ちする」

結露を放置すると…

  • カビやダニでアレルギーの原因になる
  • 木材や柱が湿って家の寿命を縮める

逆に言えば、

結露しにくい家=長く快適に住める家


結露が気になる方へ ― 判断は専門会社と一緒に進めるのが安心です

結露の発生は、建物の性能だけでなく、住む人の生活スタイル(換気・加湿・暖房の使い方)によっても変わります。

そのため、「この家は結露しません」といった断定は私たち不動産会社ではできませんし、むしろ安易に言うべきではないと考えています。

ただ、もし

  • 「この物件は結露リスクが高そうかどうか、“見た目で分かる範囲”だけでも知りたい」
  • 「購入前に、リフォーム会社にも相談しておいた方がいいか迷っている」
  • 「建物を見ながら一緒に“相談の順番”を整理してほしい」

といった“判断のスタート地点”であれば、私たちが隣で伴走することは可能です。

結露の改善や対策そのものは、最終的にはリフォーム会社・工務店と進める形になりますが、
その前に「どこから相談すべきか」「どんな視点で見ればいいか」整理したい段階であれば、お気軽にお声がけください。

📞 電話:019-681-1717
💬 LINE:https://lin.ee/ed1RH4p
📝 お問い合わせフォーム:https://www.iesta.jp/pages/contact/

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