買取保証を利用する際の注意点まとめ - イエスタ盛岡店のブログ

盛岡の不動産売却で失敗しないために知っておきたいポイント

「売れなかったら不動産会社が買い取ってくれるから安心」
──それが買取保証付き仲介の魅力です。

ただし、契約内容をよく理解せずに進めてしまうと、
「思っていた金額で売れなかった」「保証が適用されなかった」
といったトラブルに発展するケースもあります。

この記事では、盛岡で買取保証を利用する際に気をつけたいポイントを整理してご紹介します。

買取保証では、あらかじめ「保証価格（＝不動産会社が最終的に買い取る金額）」を定めます。

ただしこの金額は、市場価格より1〜2割ほど低く設定されるのが一般的。
なぜなら、不動産会社は買い取ったあとにリフォームや販売経費を負担するからです。

✅ チェックポイント

「保証価格が相場の何割程度か」を事前に確認

「査定価格」だけでなく「買取保証価格」も提示してもらう

保証価格が極端に低い場合、仲介で売れなくても得にならないことがあります。
特に築古物件や立地に難がある場合は、相場を複数社に確認しておくのが安心です。

意外と見落とされやすいのが、買取保証が適用される条件。

多くの契約では、

などの条件を満たさないと保証が使えないケースがあります。

✅ 例えば…
「3か月間、○○万円で販売 → 値下げ → その後も売れなければ買取」
といったように、段階的なルールが契約書に記載されているのが一般的です。

この条件を理解せずに「売れなかったら買い取ってもらえる」と思い込むと、
実際に保証が使えないケースもあり得ます。

買取保証付き仲介では、
「一定期間、他の会社で売却活動をしてはいけない」などの専任条件が付くことがあります。

また、

などが不動産会社主導になるケースも。

✅ 事前に確認すべきこと

値下げの決定権は自分にあるか

他社での併用販売は可能か

保証期間中に販売方針を変更できるか

「買取保証」という安心感がある反面、
販売の自由度が下がる可能性がある点は覚えておきましょう。

買取保証で実際に業者へ売却した場合、
取引は「不動産の譲渡」として扱われます。

したがって、条件によっては譲渡所得税が発生する可能性も。
また、

税金の具体的な金額は個人の状況によって異なるため、

💬 正確な算出は税務署または税理士に確認するのがおすすめです。

盛岡では、冬になると内見数が減り、売却活動が停滞しやすいのが現実です。
また、築20年以上の戸建ては買い手が見つかりにくく、価格調整が必要になることも。

そんなときに買取保証を活用すれば、

「春までに売れなければ買取」という明確なスケジュールを立てられる
のが大きな利点。

相続物件や空き家にも向いており、
“売却の終わりが見える安心感”を得られるのがこの制度の魅力です。