中古住宅が当たり前の選択肢になった今、
よく聞かれるのがこの質問です。
「リノベ済の中古住宅と、自分でリフォームする前提の中古住宅、どっちが得なんですか?」
どちらも「新築より現実的で、自分らしい暮らしを叶えやすい」という点では共通していますが、
お金のかかり方・手間・自由度・リスクはまったく違います。
この記事では、盛岡エリアの実情も踏まえて
**「リノベ済中古」 vs 「手を入れて住む中古」**を徹底比較し、
どんな人にどちらが向いているのかを、イエスタ盛岡店の視点で解説します。
1. 用語整理:そもそもこの2つ、何が違う?
まずは言葉の定義をそろえておきましょう。
■ リノベ済中古住宅とは?
- 売主(個人・業者)や不動産会社、買取再販業者が
あらかじめリフォーム・リノベーションを施してから販売している中古住宅 - 水回り・内装・建具・場合によっては断熱や配管まで更新済み
- いわゆる「リフォーム済物件」「再生住宅」「買取再販物件」などもここに含まれます
👉 買ってすぐ住める “ほぼ新築” 状態が特徴。
■ 手を入れて住む中古住宅とは?
- 基本は現況のまま引き渡し
- 購入後に自分でリフォーム・リノベーションを行う前提の中古住宅
- 築年数・状態の幅が広い(築浅〜築古までいろいろ)
👉 「物件価格は抑えつつ、リフォーム内容は自由に決めたい」人向けの選択肢です。
2. 費用で比較:トータルコストはどちらが安い?
盛岡エリアの戸建てを例に、ざっくりとしたイメージを出してみます。
※あくまで「目安」です。実際は個々の物件・工事内容で大きく変わります。
■ パターンA:リノベ済中古を買う場合
- 築20年前後の戸建て
- すでに以下の工事済み:
- キッチン・浴室・洗面・トイレ交換
- 内装(床・壁・天井)一新
- 外壁塗装や一部補修
- 必要に応じて配管・電気の手直し
👉 盛岡の沿線エリア(盛岡駅〜青山・厨川・本宮・仙北〜飯岡方面)だと、
価格イメージ:3,000〜3,300万円前後になることも十分あります。
■ パターンB:現況中古+自分でリフォームする場合
- 築20年前後の戸建てを 現況2,400〜2,700万円で購入
- そこに自分で決めたリフォームを実施:
- 水回り4点:200〜300万円
- 内装:50〜100万円
- 必要な外壁・屋根・断熱工事:50〜150万円
👉 合計リフォーム費用:300〜550万円がひとつの目安
👉 トータル:2,700〜3,200万円前後に収まるケースも多いです。
■ どちらが安いのか?
- コストだけ見れば
→ 条件が整えば「自分で手を入れる中古」のほうが安く済むことが多い - ただし、
- 追加で想定外の補修が必要になったり
- 工期が伸びたり
するリスクもあります。
一方で、リノベ済中古は
- 費用が「物件価格に含まれている」イメージ
- 追加の大きな工事は不要なことが多い
👉 “予算が読みやすい安心感” が強みです。
3. 手間・時間で比較:忙しい人はどっち?
■ リノベ済中古の強み:圧倒的にラク
- すでに工事完了 → 「契約して引き渡し後、すぐ住める」
- 間取りや仕様は決まっているため、
打ち合わせやショールーム巡りなどの手間が少ない - 工事中トラブル(音・近隣・天候など)も購入者の手を離れたところで処理済み
👉 忙しい共働き世帯・小さいお子さんがいる家庭には特に相性◎
■ 自分で手を入れる中古の弱み:段取りが大変
- 物件探し
- リフォーム会社選び
- 現地調査
- プラン打ち合わせ
- 見積もり比較
- 工事期間の調整
……と、やることはかなり多いです。
ただ、その分
**「ひとつひとつ自分で決めていく楽しさ」**もあります。
4. 自由度で比較:こだわり派はどっち向き?
■ リノベ済中古の自由度
- キッチン位置や間取りがすでに決まっていることが多い
- 「すでに完成された家」を買うイメージなので、
100%自分の好みに合わせるのは難しい 場合も
もちろん、入居後にさらに手を加えることもできますが、
せっかく新品をまた工事で壊すのはもったいない…というパターンもあります。
■ 手を入れて住む中古の自由度
- 間取りの変更
- 水回りの位置移動
- 断熱性能の底上げ
- 造作家具やワークスペースの設置
など、“暮らし方”に合わせた設計変更がしやすいです。
- 在宅ワークスペースが欲しい
- 家事動線を根本から改善したい
- 趣味部屋・シアタールームを作りたい
こういった希望が強い方には、
自分で手を入れる中古の方が向いています。
5. リスクと安心感で比較
■ リノベ済中古の安心感
- すでに工事内容が明確(仕様書・工事内容説明がある場合が多い)
- 買取再販業者の物件なら、一定期間の保証付きのことも多い
- 引き渡し前に完成形を確認できる
👉 「どんな仕上がりになるか不安」という心配が少ないのが大きなメリット。
■ 自分で手を入れる中古のリスク
- 解体してみたら構造や下地に想定外のダメージが…
- 配管や土台の傷みが大きく、追加工事が発生…
といった “開けてみないと分からないリスク” を完全には避けられません。
なので、
- 事前の現地調査
- 必要に応じたインスペクション
- 信頼できる施工会社の選定
ここをきちんと押さえることが、とても重要になります。
6. どんな人にどっちが向いている?
■ リノベ済中古が向いている人
- 忙しくて打ち合わせの時間があまり取れない
- 初めての家探しで「とにかく分かりやすいほうが安心」
- すぐに入居したい(賃貸との二重家賃期間を短くしたい)
- 内装や設備は“そこそこ”でよく、立地や価格を重視したい
👉 「わかりやすさ・スピード・安心感」を優先する人向き
■ 自分で手を入れる中古が向いている人
- 間取りやデザインにこだわりがある
- 「せっかくなら“自分の家”を作る感覚を味わいたい」
- 工事期間や打ち合わせの手間も含めて楽しめる
- うまくやれば新築より割安に“理想に近い家”をつくりたい
👉 「家づくりそのものを楽しみたい・こだわり派」の人向き
7. 盛岡エリアならではのポイント
盛岡市の場合、
- 盛岡駅〜青山〜厨川〜本宮〜仙北〜津志田〜永井〜飯岡駅方面の沿線エリア
→ 土地価格が高めで、新築より「築浅中古+ちょいリフォーム」「リノベ済中古」が現実的なエリア。 - 沿線から少し離れたエリア
→ 現況中古を割安に購入し、
断熱強化+水回り刷新+内装リフレッシュ で
総額を抑えつつ快適な住まいをつくるパターンも多いです。
イエスタ盛岡店としては、
「場所」「予算」「こだわり」「入居したい時期」
この4つのバランスを見ながら、
■ リノベ済中古を狙った方がいいのか
■ 現況中古+リフォームで攻めた方がいいのか
を一緒に整理していくのが、いちばん失敗が少ないと考えています。
8. まとめ:どっちが“得”かは、人によって違う
結論としては、
- お金の面だけなら
→ 条件が良ければ「現況中古+自分でリフォーム」の方が有利なことも多い - 手間・時間・安心感を含めてトータルで見ると
→ リノベ済中古が向いている人も多い
大事なのは、
「自分たち家族にとって、何を優先するのが正解か?」
を一緒に整理することです。
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